静的再建手術を受ける際の手順のようなもの、を書いてみます。(静的手術については静的再建手術を受けるかどうか参照)
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まずは、急性期から回復期にかかっていた耳鼻科に行って、経過や現在の状態を医師に伝えます。
あれから○年たち今はこういう状態で、自分としては静的再建手術を受けたい、などと話します。
顔面神経麻痺の症例を見てきた医師であれば、それなら××という形成外科がいい、とかそれなら××眼科を紹介しよう、などと教えてくれて紹介状も書いてくれます。
けれどもちろんストップをかけられることもあります。
医師がストップをかける理由は、以下のは3つのケースが考えられます。
1つめは患者の訴えというか思っていることが不的確だと思えた場合。
つまり、患者はこんなに酷い顔になってなんとかしたい、と言っているが、客観的に見てそんなに酷いわけではなく、それは本人の思い込みで、思い込みのために手術をしてもリスクのほうが大きい、などと判断する場合。
2つめは、手術をしても患者の要望に応えられないだろうと思われる場合。
例えばもっと目をぎゅっと瞑れるようにしたい、とか口角をきちんと密着させて口を濯げるようになりたい、だから手術したい、と話したとしても、その要望は静的再建手術をもってしても無理、と判断した時です。
そして3つめが、そこまでする患者は今までいなかったし・・・というもの凄く後ろ向きな理由からです。
要するに面倒は起こしたくない、と。
こういう医師はたぶん、手術までなさる人はいませんよ、それくらいは皆さんがまんしてますよ、みたいなことを言います。
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(そんな酷いお医者さんはいないと思うかもしれませんが、実際私は何人か会ってます)
いずれにせよ、手術を奨められなかった場合は、医師の真意をよく汲み取ってもう一度どうするか吟味するようにします。
そして、耳鼻科の先生はこう言っているけれど、それでもやっぱり手術したい、となった時はまず形成外科に行くのが早いです。
できれば美容外科も併設されている形成外科のある大学病院や総合病院がいいのですが、美容外科のある大病院は少ないので、少なくとも総合病院の中の形成外科、に初診で診てもらうのがいいと思います。
紹介状がない場合、初診料として5000円前後かかることもありますが、他の科の融通もきくためおすすめです。
また、耳鼻科とはとっくに縁が切れている、という人も、いきなり形成外科に行ってもかまわないと私は思います。
いずれにしてもそこでもう一度詳しい問診を受けたり、麻痺の重度の判定をされたりすることになります。
耳鼻科にかかっていた時のカルテなり資料などを持って来るように言われることもあるかもしれません。
その後、手を入れる場所や施術の種類によっては、眼科など、他の科を紹介されそことになります。 手術を受ける際の手順 1/2 へ→
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