ニイさんたちありがとう 4/3 やっと会えたよピーコちゃん  

ニイさんたちありがとう 4/2 の続きです。
翌日・・・。

PR 広告

取り壊し予定の家にいき、片付けをしながら探し続け、やっと押し入れのガラクタの奥に、マジックでおにんぎょう、と書かれた段ボールを発見した。

蓋を開けるともわっと黴臭いような埃臭いような臭いがして、懐かしい赤い服を着た抱き人形が現れた。

母の口紅やらおしろいやらを塗られて凄いことになっているその顔、私の手垢で汚らしくなったそのボディー。紛れもなく私のピーコちゃんだ。
会いたかったよう、ピーコちゃん!

隣にはマリちゃんもいるではないか。

マリちゃん、相変わらず手がないねえ。

私はピーコちゃんを抱き、次にマリちゃんを抱きしめた。

と、ふいに私はあることに思い至った。

どうも幼稚園の頃の私は、一番、ということに拘っていたふしがある。

周囲の大人の影響なのかもしれない。いつもピーコちゃんが一番、二番目がマリちゃん。

だからピーコちゃんには拘泥して、いろいろ塗りたくっているのに、マリちゃんには何のメンテもしていないのだ。

マリちゃんの外れてしまった両手は当時からどこかに行ったままである。

そして今も、私は昔と同じように、何より先にピーコちゃんを手に取っているではないか。

三つ子の魂百まで、とはよく言ったもので、あの頃すり込まれたものはなかなかぬぐえないらしい。

段ボールの中には、他にも懐かしい人形たちが入っていた。

弟にしょっちゅうサッカーのリフティングをされてふにゃふにゃになった、スヌーピーとくまのぬいぐるみも入っている。

思春期前後に買ったものだが、当時スヌーピーは大流行で今の中国のようにコピーもずいぶん出回っていて、この本物を手にいれるのに苦労した記憶がある。

誕生日に友達からプレゼントされた陶器製の天使もあったが、これらの人形は私が相当成長してから買ったものばかり。

言ってみればちょっとした見栄も入っている。    ニイさんたちありがとう  4/4 に続く →

ニイさんたちありがとう  4/1  ニイさんたちありがとう  4/2   裏アマン

表アマンのHOME

PR 広告

くる 天 人気ブログランキング         にほんブログ村 健康ブログ