リハビリをしていくうえで大切なのは、トレーニングするタイミングと、強度を見極めることです。
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発症して注射や点滴などの内服治療を終えたばかりの頃は、顔はまだほとんど動きません。
この頃は回復し始めてはいますがまだ急性期です。
この時期は、温めたタオルなどで顔を温めてから、顔面筋(表情筋)の拘縮を避けるために、正しい方向へのストレッチ (表情筋のストレッチ、 顎関節のストレッチ 参照) を行い、
その後5分ほどマッサージ(してはいけないリハビリの仕方 参照)する、
という一連のケアを一日3回行うことにとどめ、表情筋を自力で動かすトレーニング自体はまだせずにいます。
(マッサージ一回につき5分以内に留める)
無理に動かそうとして力むと、共同運動という後遺症が残りやすくなります。
また、この頃から表情筋のストレッチをするのは、しばらく動かせないために顔面筋が固まって拘縮してしまうのを防ぐためです。
後でトレーニングを始めても筋肉が固まっていては動かすことができません。トレーニングができるように、顔面筋を柔らかくしておく必要があるのです。
そのうち、顔がいくらか意識的に動かせるようになっていることに気づきますが、この頃からが回復期です。点滴を終えてからどのくらいで表情筋の動きを意識できるようなるかは、人によって違うようです。私の場合は4、5カ月はかかりました。
回復期に入ってからは、急性期にしていたケアにプラスして、表情筋のトレーニングを本格的に始めます。
顔を温め、ストレッチ、マッサージをし、それから表情を作るトレーニングをする、ということを根気よく続けます。
入浴中にするのが身体も温まっているし、神経もリラックスしているのでおすすめです。
焦って無理に動かそうとして力むことはよくありません。
詳しいやり方については してはいけないリハビリの仕方、顔のトレーニングいろいろ などを参照して下さい。
動くようになるまでは顔の血流をよくし、筋肉が固まらないように柔らかくしておいて、動き始めたら無理をせず丁寧に少しづつ動かすトレーニングをします。
焦らずに時期を見極めることがポイントです。
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