顔面麻痺になったばかりの頃、とにかく電車に乗るのがきつかったです。
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嫌でも顔を見られますし、緊張するとよけいに顔はこわばりますし、共同運動が残っているとそれも酷く出ます。
特に夏場、車内のクーラーは地獄でした。
電車を降りてもしばらくは顔ががちがちにこわばったままで、目もカラカラに乾いてしまいます。
混んでいて嫌でもクーラーの間近にいなければならないこともあります。
人目を必要以上に気にするようになりますし、あれやこれやで引き籠もりがちになり、女性の場合は鬱病になる人も多い、と聞きます。
そう話すと、鍼の先生から、外出する時は季節を問わずマスクをするように、とアドバイスされました。
マスクは顔を温めると同時に、顔を隠しているため余計な緊張から解放してくれます。
またこれは顔面麻痺になった人にしかわからないと思いますが、時々強く瞬きをしたり脣をすぼめたり嘗めたりせざるをえないのですが、その時に不随意運動が出て大きく顔を歪めてしまいます。
仕方ない動作なのですが、裸顔(?)でいると人目を気にしてそういった動作を押さえているため、知らないうちに顔がこわばっています。
でも大きめのマスクをしていると思い切りいろいろなことが平気でできます。
また目の障害が大きい時期は、花粉症用やドライアイ用の眼鏡やサングラスもかけます。(眼鏡・サングラス参照)
私がしていた頃はちょっと怪しい人という感じでしたが、最近はアレルギーの人が増えているのか、こういうスタイルもけっこう普通にみかけるようになりました。
今ではほとんど使わずに済んでいますが、以前は何種類かの眼鏡をTPOでかけかえて、それなりに楽しんでいました。
また春先の今の時期は風が大敵になります。
春一番が吹くこの時期は、からっとした空気も心地よくさわやかな季節ですが、麻痺がある場合はそれらが逆に作用します。
杉花粉も飛ぶし、空気が乾燥気味で風が強いので、目のトラブルを起こしやすくなりますから、眼鏡は必需品です。
目薬も意識して多めにさすようにします。
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